カッコ良すぎる日本人(「風立ちぬ」感想3)
「風立ちぬ(ジブリ映画)」の感想です。
毒漏れてます。ごめんなさいm(_ _)m
<リアルとデフォルメ>
以前、宮崎監督が風呂敷の持ち方を直してた、ということを書きましたが…
風呂敷の持ち方よりももっと大きな所直せよ!とツッコミたくなる所満載でした。
震災も戦争も全くリアリティが無かったです。こういう所にリアルさが無いと「結局、震災も戦争も、金持ちと偉い人達には対岸の火事なのね…」という印象に終わってしまいます。いや、実際そうなんでしょうけど。
細かい所では畳の目の一目一目がすごく長かったり(沖縄の畳は目が長いそうですが)、あ、本当に細かいですね、どうでも良いですよね、そんなとこ。
<カッコ良すぎる日本人>
多くの登場人物は、がに股でも無く出っ歯でも無く、ドイツ人と並んでもひけを取らない立派な体格でした。
主人公に至っては、ラベンダー色のスーツを着こなし、ピンクのリボンのついた帽子をかぶっています。そしてやたらと奥さんとチュッチュチュッチュしてます。当時の日本人ってあんなにチュッチュチュッチュしてたものなんでしょうか?
映画?ですから醜男ばかりではやはり見栄が悪いんでしょうけれど…しかし当時の日本人を描かないことには、当時の日本の状況も描けないんじゃないかと思うんです…が…特にアニメですし、その辺は実写よりもむしろリアリティが出せると思うのですが…残念です。
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