アウトロ─2014年7月4日に思うこと
・ 最初から。
・ ひとつ前の話し。
「地域主権推進大綱」が施行されて、
速やかに、
各種単独法の中から国の定める「最低基準」等の要項が削除され、
それらは省令、あるいは条例に委任されることとなった。
しかし、
多くの自治体では、
経過措置が取られた事もあり、
直ちに各種「最低基準」を劇的に引き下げる、
ということは無かった様で、
「地域主権推進大綱」がもたらす変化は、
2014年、7月4日現在、
当時の私が思っていたよりも、
緩やかだった様に思うけど、
経過措置が切れたこれからは、
そうも行かなくなって来るのではないだろうか。
台所事情がかんばしくなくなれば、
まず、抵抗の少ない所から削られる。
抵抗の少ない所から削られるから、
その進みは一見、ゆっくりしている様に、
私達、鈍感で傲慢な“一般人”は、
錯覚してしまうことだろう。
日々、聞き流してしまっている、
各地の“小さな”事件・事故、
それらは、“些細な”人的ミスや、
あるいは、“ちょっとした”設備の不備、
その様に報道されるけれど、
果たしてそうだろうか。
今までだったら防げた事件・事故ではなかったか?
安全・安心な暮らしには、コストがかかる。
それは、国防だけではない、
日々の暮らしを支える為には、人手もお金も必要だ。
多分、私達が気付いて、
“問題”として認知する頃にはもう、
かなり深刻なことになっている筈だ。
腐った橋桁の様に。
☆ 関連日記 ☆
2/6 政治屋の傲慢と欺瞞。
3/6 “お上のシナリオ”
5/6 消費者気取りの私達。
6/6 アウトロ─2014年7月4日に思うこと。(この頁です)