ぷりん蒸し方考
・ ひとつ前のはなしはこちらです
最近気づいたこと、その②
蒸しぷりんを作る場合、
普通の蒸し器で蒸す人、
電気蒸し器で蒸す人、
鬼蒸ししちゃう人、
圧力釜の人、
色々だと思います。
私はここの所、中華蒸籠で蒸すぷりんがリバイバル(私の中だけでリバイバル)しています。
それで、中華蒸籠で蒸す場合、
これまでは、なるべく蓋を開けないようにして、
途中で蓋を開けた時には少し火を強めて、
蒸籠内の温度を一定に保つようにしていた「つもり」でした。
けど、これでは何度やってもだめなのです。
同じ容器でも、
蒸籠の右側に置いたぷりんはスが入ってしまう程になり、
左側に置いたのはまだ生焼けみたいだったり、
どうしてもバラついてしまい、8個位作ってもベストは1個だけだったりしました。
それで、中華鍋を置くガス口を変えてみたり、
中華鍋を置く位置を変えてみたり、
蒸籠の網目を見て角度を変えてみたり、
菜箸挟んで見たり、
おふきんの使い方を工夫したり、
色々やりましたがだめでした。
こうなったら、一個、一個、見極めながら取り出すしか無いのでは?
と思った時、ふと、香港の蒸し物屋さんを思い出したのです。
蒸し物屋さんでは、しょっちゅう蒸籠の蓋を開けて、蒸されている皿から取り出していました、
本来、中華蒸籠とはそうやって使うものでは……?
レシピ本には強火で何分、弱火で何分と書いてあるだけで、
まめに蓋を開けて、一個、一個、見極めながら取り出しなさい、なんてことは書いてないのです。
それで私はオーブンの時と同じく、蒸し上がるまでに、なるべく蓋は開けてはいけない、と無意識に思い込んでいたのでした。
それに、熱が入りかけたぷりんの温度が下がったら、なんとなくサワリがあるように思っていたので、蓋を開けたらかなりあわてて蓋を閉めていたので、蒸し上がりをちゃんと確認する余裕も無かったのです。
なんと頭の固かったことか!
そこで今回は、これまでと全く逆に、こまめに開けては一つ、一つ、手に取って様子を見て、
良い案配のものから取り出していく、
という方法で蒸しました。
火加減も、
最初にセットする時には火を止めて、
蓋を開けた時も火を強めずにとろ火のまま、
そして時間は気にせず、ひたすらぷりんの様子を見て蒸し上がりを決めました。
すると今回は、見事に個々のバラツキは無くなり、
マーロウ容器3個、侍容器4個が総て均一に熱が入ったのでした。
(冷静に考えたら当然の結果(^_^;))
けど、時間かかった……_| ̄|〇 il||li
短時間で作れるのが蒸し器ぷりんの大きな魅力の一つなのですが……
オーブンと同じか、もっと時間かかってしまいました(^-^;)
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写真1枚目、今回のぷりん。多分、今年初。
写真2枚目、多分、去年蒸したぷりんです。
写真3枚目、多分、これも去年蒸したぷりんです。この頃は、おふきんを一個、一個に巻いていました。
おふきんの使い方も色々試して来ましたが、最近では、大きな蒸籠で蒸す場合は、ガーゼ生地の物を2枚重ねて下に敷く、というので落ち着いて来ました。
そしてこの頃は、一度に蒸す時の容器を統一して蒸し上がりがバラつかないようにしていました。この努力も今となっては全く意味の無いことでした(^_^;)
(どうせ一つづつ取り出すので、どんな容器でも、しかも何個でもOKなので)
ちなみに中華蒸籠は小さいのと大きいのと2つ持っていて、それぞれで色々試行錯誤しています。
<配合おぼえ書き>
今回蒸したぷりんの覚え書きです。
ちなみに今回は、大好きな喫茶店のスが入ったぷりんではなくて、なめらかやわらかぷりんにしました(多分、型抜きは出来ません)。
・ 生クリーム100ml弱
・ 牛乳300ml強
・ メープルシロップ(ミディアム)60ml位
・ 全卵4つ、黄卵1つ
ようやくミディアムの分量が体でわかって来た所ですが、馴染んで来た頃には大量に買い込んだ材料がおしまいになるという、いつもの法則です(^-^;)
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<関連日記>
・ ぷりん型考
・ ぷりん蒸し方考(この頁です)
・ 昭和な瓶返し。
<関連キーワード>
・ ハウスのプリン