オアシス(Oasis)
オアシスが出て来た時、とても不思議な感覚に襲われました。
何これ?!良い!と、こりゃないなー…という感覚がパラレルに起きたバンド。
ビートルズのパクリだけどなんだかオシャレ。
歌詞が無いのに曲は長い。
無駄な間奏、しつこいアウトロ。
つまり…UKロックなのにやたらとゴージャス。
その豪華な感じがちょっとついてけない…って所もあって、でも聴かずには居られなくて、聴いてる内になんだかそんなこと気になんなくなっちゃってた、
3ピース、3コード、敗れたTシャツ…
商業主義に乗っかることは、心のどこかで恥ずかしいことだと思ってた。
そして成功の行き着く先に、ハッピーは無かった。少なくても傍目からは。
シドが死に、コバーンが死んだ。
まるで成熟することを恐れる様に、彼等は死んだ。
そんな時、どうだ!とばかりに彼等がやって来た。
堂々と商業主義に乗っかって、
悠々とチャートの波を渡って来た。
繰り返されるリフが耳から入って目に抜ける。
いんちきペイズリーのまだらの中から何かが聞こえる。
乾いた空と擦れた光の奥に何かが見える。
私はこの景色を知っている。
私はこの空気を知っている。
…私は彼等を知っている。
知るはずも無い、彼等を知っている。
<オアシス関連キーワード>
・ ストップ・ザ・クロックス/Stop The Clocks
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