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ハカジマイ。

今は無き、関心空間という空間からダイブして来ました。

ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案

ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案

毎日新聞のweb版より。

この記事は最初、テレビで耳に入って来て、幾日か前に検索してみたら上のリンク先の記事(毎日新聞)がヒットしました。

宜しければ、毎日の記事を先に読んで見て下さいm(_ _)m

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この記事、耳にした時から(何かの片手間で聞き流してたので)なんだか違和感があったのですが、記事を読んでますます違和感が出ました。

この記事の「若者」って…ひとからげに「若者」としてしまうのにはちょっと…と思うのです。

記事は「ゆるい就職」のワークショップを取材しているのですが、そこに集まった人達は、以下、引用の通りの人達だそうです。

<実際に説明会に足を運んだ約150人の内訳は、既卒が7割、現役学生が3割。男女比は7対3。学歴は比較的高く、いわゆる「MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)以上」が35%を超えた。若新さんによると「3分の1が芝居や音楽などの趣味や芸能活動を続けたい人、3分の1が起業やプロジェクトをはじめる準備時間がほしい人、残り3分の1が『今後やりたいことを模索したい人』」。>

なるほど。

つまり、育つ段階で喰ってくのに不自由してなくて、

そして今現在も喰ってくのに不自由してない人達で、

その中の若年者、

そして更に何か「やりたいこと」があって、

それに時間と労力を振り向けたいから月給安くても構わない、

そんな人達ということですね。

この様なセカイに生きてる人達のことを(つまりこのワークショップに集まった人達のことを)、

世間一般の「若者」として、

「若者」が「ゆるい就職」を望んでる、

みたいな記事を仕立ててしまうのは如何なものでしょうか。

記事(を書いたのは小国綾子氏)は、文中後半に、

<2時間を超える白熱したワークショップの間、ほとんど誰も「安定」の2文字を口にしなかった。>

と書いています。

そりゃそうでしょうね。

そもそも彼等は「安定」の上に育って来て、そして今も生きているのです。

「安定」を求めてがむしゃらになる必要の無い人達が「安定」を求めてがむしゃらにならないなんて、当然のことではないでしょうか。

一方、「ゆるい就職」先(=企業)の求めている人材は、

<「新卒者と同等レベル、つまり一流大卒で高校で生徒会長をやるくらいリーダーシップがあり、コミュニケーション能力が高く、人当たりも良く、企業文化になじめる人」。結構ハードルは高い。>

ブラック企業に疲れ、リハビリ的に週3日勤務を求めるような層は「ターゲットとは違う。来てほしいのはあえて社会からはみ出す賢い若者」>

ということでした。

そうですか。

つまり、育ちが良くて、お行儀が良くて、そこそこ頭が良くてふつーに働いてくれる人ってことでしょうか。

はぁ、けどそれって昔も今も変わらないですよね?

確かに、今は大学全入時代ですものね、六大学出てたって、MARCH出てたって、そうじゃない人はまじってますよね。

そして本当に採りたい人達は、今や「自己実現」やら「ワーク・ライフ・バランス」とやらでお忙しくて、1日8時間を拘束される労働者になんか、なってはくれないってことでしょうかね。

雇う側は、そうした“若者”にすり寄った雇用形態を呈示して来たってことでしょうか。

はぁ、結構なことでございます。

こんな蜜月関係に、私ごときが水を差すことはありません。

ただ、私はこの毎日の記事に違和感があるのです。

つづきます。

<この話題の日記>

・ ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案(この頁です)

「花嫁修業」に変わるネーミングを!

「ゆるい就職」の記事は欺瞞くさい。