ハカジマイ。

今は無き、関心空間という空間からダイブして来ました。

“お上のシナリオ”

最初から。 ・ ひとつ前の話し。 私達の戦いは、既に2006年の時点(地方分権改革推進法)で負けていた。 いや、戦ってなどいない。 戦わずして既に負けていたのだった。 地方分権改革推進法案は、 「法案」と言うよりは通知・通達と言った方がしっくり来る、 日程的にも通過する事が前提の様な「法案」だった。 (と言う印象を私達は受けました) 地方分権一括法案 内容を確認するために紙に印刷したものの、それは鞄に入り切らない程、分厚く、重たかった。 何しろ河川から学校から公団から福祉から消防から全部が「一括」、つまりひとからげの「法案」なのだから。 単独法ならば、その関係する者達が、一致団結すれば運動を展開して行けるだろう。 ところが「一括法案」はそうは行かない。 くどいようだが、何しろ河川から学校から公団から福祉から消防から何から何まで一緒くたの「法案」なのだから。 足並みなんて揃う筈は無い。不可能だ。 手も足も出ないまま、あっけなく通過したのだった。 その後、“お上のシナリオ”が粛々と遂行されて行った事はこちらにまとめた通りである。 地域「主権」を謳った法案なのに、言い出したのは中央で、トップダウンであっと言う間に通過しちまった、そんな「地域主権」って、一体、なんなんだよ。 立身出世に余年の無い中央の役人と、 保守に必死な地方の小役人と、 消費者気取りの私達、“住民”と、 どこにも“市民”が居ない。 「市民(citizen)」不在の地方行政なんて、そもそもがおかしな話ではないか。 つづき ☆ 関連日記 ☆ 1/6 イントロ─2013年9月11日の日記 2/6 政治屋の傲慢と欺瞞。 3/6 “お上のシナリオ”(この頁です) 4/6 いつまでも、あると思うな行政サービス。 5/6 消費者気取りの私達。 6/6 アウトロ─2014年7月4日に思うこと。