ブルータートルの夢(Dream of the Blue Turtles)
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最近聴き直してみて、
あぁ、やっぱり私はスティングじゃなくってポリス(*)が好きだったんだ、
と確認したアルバムです。
嘘です。
スティング好き、大好き。
けど、やっぱりスティングのあの声にはポリスの曲がいいんだぁ。
今思うと、当時、何であんなにスティングのアルバムを、「何か違う」と思いながらも、出る度、出る度、待ち望み、喜んで買い続けたのか、理解出来ない。
でも、今回、思い出しました。
あの時─ポリスが解散してしまった時、もう二度と彼等の曲は聴けないんだと絶望していて、
そんな時、この「ブルータートルの夢」が出たんだって。
もう、あの頃は、スティング様がアルバムを出してくれるってだけで有り難かった。
でも、このアルバムで感じた「何か違う」と言う感覚は、次のアルバムもその次のアルバムもずっと引きずってた。
それでも当時の私には「買わない」「聴かない」という選択肢は無かった。
もうあの“ポリス“はこの世の何処にも存在しないのだ、ということが未熟な私には理解出来なかったのだろう。
一方、Oasisが解散した時は、「Beady Eye」の曲も「Noel Gallagher's High Flying Birds(兄)」の曲も、私には追いかける元気が出て来ませんでした。
それらはいずれも、もう、Oasisの曲ではは無い、と知っていたからだと思います。
アルバムもバンドもライブと同じ、その時だけの素敵な偶然と必然の賜なのでしょう。
ビートルズもポリスもオアシスも、バラけてしまった後となっては、彼等がどうして一塊でいられたのか、むしろ不思議な位です。
その奇跡の一瞬に立ち遇えた事に感謝することだ、と考える私は確実に年老いて行っているのだ、と、今感じています。
* 「ポリス」って言うとバラカン先生に怒られちゃうんだよね。
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