セイシュンの食卓―EASY COOKING COMIC
キーワードに「セイシュンの食卓―EASY COOKING COMIC」をupさせて頂きました。
当時は、ゲテモノ、はちゃめちゃ、チャレンジメニューに見えたモノの数々が、
25年の歳月を経て、「ぜんぜんアリな料理」として成り立ってしまう事に、
今、少なからずショーゲキを受けています。
この本を久しぶりに手に取って、本当にこの四半世紀で日本の食卓事情は変化したんだなぁ…と実感しました。
メニューだけではありません。
この本を初めて手に取った時、掲載メニューもはちゃめちゃなら、漫画もそれ程質が高いとは言えないし(たけだみりこさん、ごめんなさい!)、装丁も変わってる(*)し、何というか、本自体がいい加減というか、若者っぽいというか─
─今思うと、サブカルっぽい、とでも言うのでしょうか─
そんな感じを受けました。
しかし、現在、サブカルっぽいと思っていたことがお茶の間の人気者になっていたり(ゆるキャラとか)、タブー視されていた「楽屋落ち」が喜ばれたりしています。
こんな世の中になるなんて、恥ずかしながら二十歳の私には、全く想像がつきませんでした。
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* 装丁が変わってる
この本は、右綴じ右開きの本なのですが、ちょっと変わってました。
まず、頁を開くと右ページにレシピにちなんだ漫画が掲載されています。これがイントロの役割を果たしています。次に、左ページに目を写すと、そこには左起こしの様に扉(見出し・タイトル)があって、レシピが載っています。が、そこでおしまいです。つまり左右見開き2頁で1レシピ、という構成になっているのです。
そして、右頁の漫画は縦書きですが左頁のレシピは横書きなのです。その為、頁を繰ってレシピ検索をする時は、(右利きの人の場合)、本のお尻からぺらぺらやることになります。本の頭には「目次」が、お尻には材料別の「INDEX」が付いてます。
上手く説明出来てるかわかりませんが、リバーシブルっぽい本というか、二冊が合冊された様な装丁になっているのです。当時としては斬新というか、ちょっと型破りな感じが私はしました。(この本の持ち主である、妹は全く気にしてなかったと思いますが。)